「死亡前死因分析」とは | 新規事業の立ち上げが失敗する方法とその原因

2021.04.14 IT

死亡前死因分析とは「実行しようとしている計画が失敗した」という前提で何が原因で失敗したかを分析することです。ファスト&スローで紹介される手法と、新規事業で起こり得る失敗、ZOZOスーツの事例を交えて解説します。

死亡前死因分析とは

「いまが一年後だと想像してください。私たちは、さきほど決めた計画を実行しました。すると大失敗に終わりました。どんなふうに失敗したのか、5〜10分でその経過を簡単にまとめてください」(ダニエル・カーネマン『ファスト&スロー』より)。プロジェクトを成功させるために現在の弱点や起こり得るリスクを洗い出す手法です。悲観的に見ることで「このサービスは〇〇だからうまくいく!」という肯定意見の下に潜む想定外のリスクを見落とすことを避けられます。

新規事業で起こり得る失敗

事業計画では、そもそも需要がない・他に良いサービスがある、といった失敗が考えられます。事業立ち上げでは、サービスの強みを理解していないPR、リモートワークによるコミュニケーション不足、時間不足によるバグや質の低いUIのままのリリースでユーザーが離れる、など。事業の拡大では、顧客の意見の反映が遅い・方向転換ができない、といった失敗があります。

盛大に失敗した「ZOZOスーツ」

ZOZOスーツでの問題として、サイズ間違いはいやだけど不具合に耐えて採寸するほどではない、姿勢や明かりで正しく動かなくなる、着用しての採寸がめんどくさい、バグ・不具合、採寸結果の誤差、度重なる配送遅延、などが挙げられます。ユーザーがめんどくさがりであることが忘れられていた、バグが多ければ使われなくなる、採寸までの手順が多ければ使われなくなる、といった点を事前に考える必要がありました。

まとめ

「これが正しいんだ!」という考えのもとでサービスを立ち上げるのは良いですが、「本当に正しいのか?」「本当に必要なものか?」と立ち止まって考え直し、失敗するケースを考えていくことが大切です。プロジェクトの途中でも定期的に死亡前死因分析を行い、言いたいことが言いやすい形にすれば、正しい方向へプロジェクトを進めていけます。

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